兄の就職

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私の家はお店を経営している。

小さいお店だが、潰れずにやって行っている。

そして、私も兄も、高卒でそのお店で働き始めた。



しかし、時給は最低賃金の所で、家族と言えども、ボーナスなど当たり前のように出ないため、兄も私も不満が溜まって来て、このままここにいても何も変わらない。

このままではいけない。と思いました。


そして、最初に外に働き出そうと動き出したのは兄でした。

しかし、高卒で何の免許や資格も持たないような兄を雇う会社は、パチンコ店や土木作業などのきつい仕事や、警備員のような仕事であった。

そして、短期間のバイトがほとんどであった。

今まで、ぬくぬくと親に守られて育った兄にはつらかったのか、

1年も経たずに両親の経営するお店に戻って来た。



しかし、以前とは違い、1度お店を捨てた兄に対して、両親は辛く当たり、喧嘩は以前からしていたが、更にひどくなっていった。



そして、兄はあまり仲良くもない友達の紹介で、少し遠方のパチンコ店へまた勤め出したのだ。


それから、一時連絡は途絶えた。



しかし、3ヶ月弱経ったころ、突然お店に兄からのSOSの電話がきた。

兄が入ったパチンコ店は寮などは完備されているが、それをいいことに、給料はろくろく支払わず、食事もろくにさせてもらえない所だったそうだ。

そして、バックには薬剤師がついていたのか。

自分の寝泊りしていた部屋の引き出しから、銃を見つけてしまい、逃げ出したそうだ。



両親と助けに向かって、最初に兄を見たときに世の中の厳しさを痛感しました。

ほどなくして、現在私は両親から離れて違う仕事に就けたりもしましたが、今だにお店から離れられない兄を少しかわいそうには思いますが、あのときの事を思い出すと、兄にとって、給料面ではあまり良くないけど、今が幸せな場所なのかなと思いました。